地村保さん死去、93歳=拉致被害者保志さんの父

社会

北朝鮮による拉致被害者でその後帰国した地村保志さん(65)の父、地村保(ちむら・たもつ)さん=福井県小浜市=が10日午前2時39分、誤嚥(ごえん)性肺炎のため小浜市の病院で死去した。93歳だった。葬儀は11日、近親者で済ませた。喪主は保志(やすし)さん。

保志さんは1978年、当時婚約中だった妻の富貴恵さん(65)とともに北朝鮮に拉致された。保さんは97年の拉致被害者家族による家族会結成後、署名や後援会活動に奔走。2002年の日朝首脳会談で北朝鮮が拉致を認め、保志さんと富貴恵さんは帰国した。

2人は11日、同市を通じてコメントを公表。「父の救出活動がなければ、私たちの帰国もかなわなかった。父には心から感謝したい」と強調。「拉致被害者・家族は高齢化し、解決には一刻の猶予もない。われわれの世代で拉致問題が解決されるよう今後も取り組んでいきたい」と訴えた。

拉致被害者の家族は高齢化が進み、6月5日には横田めぐみさん=拉致当時(13)=の父で家族会元代表の滋さんが87歳で亡くなった。

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