立憲、国民に新党提案=「対等合併」も党名譲らず

政治・外交

立憲民主党の福山哲郎幹事長は15日、国民民主党の平野博文幹事長と国会内で会談し、両党を解散した上で「新設合併」方式での新党結成を提案した。ただし、党名は「立憲民主党」とする。平野氏は持ち帰った。国民の「吸収合併」を掲げていた立憲が歩み寄った形だが、国民は玉木雄一郎代表が合流に慎重姿勢を強めている上、党内の推進論と慎重論の対立も解けておらず、意見集約は見通せない。

立憲は昨年12月、国民に合流を呼び掛け協議入りしたが党名などで折り合えず、今年1月に入り結論を先送りしていた。年内の衆院解散もあり得るとみて国民との合流を急ぎ、共闘態勢を構築したい考えだ。

会談で福山氏は、新党結成に加え、(1)結党大会で代表選を実施(2)綱領は両党政調会長が協議(3)略称・通称は民主党―など5項目を提案。速やかな回答を求めた。

この後、福山氏は記者団に、6月23日にほぼ同様の内容を平野氏に申し入れて協議してきたとした上で、「国民民主がかねて主張していた対等合併、衆参一体、参院の信頼醸成に配慮した」と強調。略称の民主党は「政権交代を果たした知名度があり、有権者の親近感も大きい」と説明した。

これに対し、平野氏は「『分かりました』と言えない項目もある」と記者団に指摘。ただ、国民幹部は立憲の提案に「(以前より)だいぶ折れてきている」と一定の評価を示した。17日に予定する両院議員懇談会と全国幹事会の合同会議で、対応を協議する見通しだ。

一方、立憲の枝野幸男代表は15日、旧民主党で代表を務めた無所属の野田佳彦前首相、岡田克也元外相と会い、合流への協力を要請。国民の小沢一郎衆院議員とも会談し、「力を貸してほしい」と求めた。ただ、国民は参院を中心に合流に慎重論が強く、玉木代表も「大義が必要」と消極的な発言を繰り返している。枝野、玉木両氏は急きょ、16日に個別に記者会見すると発表した。

会談に臨む立憲民主党の福山哲郎幹事長(左)と国民民主党の平野博文幹事長=15日午後、国会内会談に臨む立憲民主党の福山哲郎幹事長(左)と国民民主党の平野博文幹事長=15日午後、国会内

会談に臨む(左から)立憲民主党の枝野幸男代表、無所属の野田佳彦前首相、岡田克也元外相=15日午後、衆院議員会館会談に臨む(左から)立憲民主党の枝野幸男代表、無所属の野田佳彦前首相、岡田克也元外相=15日午後、衆院議員会館

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