初サンマ、キロ10万円の過去最高値=不漁で入荷わずか69匹―豊洲市場

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東京・豊洲市場(江東区)に16日朝、秋の味覚・サンマが初入荷した。不漁のため入荷は極端に少なく、卸値は1キロ当たり10万円、1匹だと1万2500円となり、旧築地市場(中央区)時代を含めても東京では過去最高値となった。

入荷したサンマは、今月上旬から北海道東沖で操業を開始した小型船が水揚げしたもので、15日に釧路市の魚市場で初競りに掛けられた魚の一部。入荷量はわずか69匹の計8キロと、例年の10分の1以下だった。不漁による産地価格の高騰もあり、築地市場で2016年7月に記録したキロ2万5000円の過去最高値を大幅に上回るご祝儀相場となった。

高級クロマグロでもめったに出ない価格だけに、市場関係者からも驚きの声が上がった。仕入れた仲卸業者の山治は「さすがに高過ぎるが、新型コロナウイルスの影響で閉塞(へいそく)感がある市場を元気づけたかった」(山崎康弘社長)と話す。

肝心の品質について山崎社長は「初物なので(秋に比べると)まだ脂乗りは少ないが、鮮度が良く刺し身などに最適」と太鼓判を押す。超高級魚の価格帯のため、すし店や和食店などに販売する予定という。

東京の魚市場では過去最高値となる1キロ当たり10万円を付けた初サンマ=16日午前、東京都江東区の豊洲市場東京の魚市場では過去最高値となる1キロ当たり10万円を付けた初サンマ=16日午前、東京都江東区の豊洲市場

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