三菱重工、UAE火星探査機打ち上げ成功=海外受注4件目、H2Aで

科学 社会 技術

三菱重工業は20日午前6時58分、アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE」を、鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケット42号機で打ち上げた。約1時間後、火星に向かう軌道に予定通り投入され、打ち上げは成功した。

打ち上げ後の記者会見で、UAEのサラ・アルアミリ先進技術担当大臣は「成功に結び付けられたのは、三菱重工や日本政府のご協力のおかげだ。新型コロナウイルス流行の中、支援をいただいた種子島の皆さまにも感謝したい」と述べた。

HOPEは中東初の火星探査機で、高解像度の観測カメラ、紫外線と赤外線の観測装置を搭載。約7カ月かけて火星に到着し、周回軌道に投入される。火星全体の大気分析や気候観測、上層大気から酸素や水素が失われていく過程などを詳しく調べる。

三菱重工は2016年、UAEのドバイ政府宇宙機関(MBRSC)からHOPEの打ち上げ輸送サービスを受注。H2Aの海外顧客からの受注は4件目で、同国からの受注は40号機の観測衛星「ハリーファサット」に続き2件目となる。

アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE」を搭載し打ち上げられるH2Aロケット42号機=20日午前、鹿児島県・種子島宇宙センター(三菱重工提供)アラブ首長国連邦(UAE)の火星探査機「HOPE」を搭載し打ち上げられるH2Aロケット42号機=20日午前、鹿児島県・種子島宇宙センター(三菱重工提供)

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 科学 宇宙 技術 社会 アラブ首長国連邦 日本 九州 鹿児島県