日銀、デジタル通貨本格検討へ=政府と連携、新組織設置

政治・外交

日銀が中央銀行デジタル通貨(CBDC)の発行に備えた検討を本格化する。20日付で、決済機構局内に新組織「デジタル通貨グループ」を設置。政府が先に決定した経済財政運営の基本指針「骨太の方針」でも検討方針が盛り込まれており、日銀は政府とも連携し取り組みを強化する。

日銀はCBDCについて「現時点で発行計画はない」とのスタンスを崩していない。しかし、中国が「デジタル人民元」実用化の最終段階に入っているほか、米フェイスブックの独自通貨「リブラ」など民間の動きも加速。新型コロナウイルスの感染拡大で、非接触型通貨の利便性や安全性が注目される中、日銀も「最優先事項」として研究を深掘りする。

日銀は1月から欧州中央銀行を含む6中銀などとCBDCの共同研究を開始、2月には決済機構局内に研究チームを設置した。今回、このチームを格上げし、専任職員を含む約10人体制の新組織に再編。技術検証や実証実験を進める。

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