安倍首相、緊急宣言再発令を否定=指針違反の感染で店名公表―新型コロナ

政治・外交

安倍晋三首相は24日、新型コロナウイルスの感染再拡大に関し「高い緊張感を持って注視しているが、再び今、緊急事態宣言を出す状況にはない」と述べた。一方、西村康稔経済再生担当相は記者会見で、感染防止ガイドラインを守らない飲食店で感染者が発生した場合、店名を公表する方針を示した。

首相は24日夕、首相官邸で西村氏や加藤勝信厚生労働相らと最新の感染状況について協議。その後、記者団に「国民は感染予防の行動を徹底してほしい」と改めて呼び掛けた。

西村氏は同日、東京、大阪、愛知など8都府県知事と電話で協議。バーやクラブなど接待を伴う飲食店のほか、酒を提供する飲食店への対策強化で一致した。会見で西村氏は「まずはガイドラインを守ることを徹底する」と述べた上で、今後は感染症法16条に基づいた店名公表に踏み切る方針を示した。近く都道府県に通知する。

また西村氏は「特に大人数の飲み会は控えてもらうことが大事だ」と述べ、当面はこうした会合を取りやめるよう呼び掛けた

現在の感染状況については、「感染拡大を強く警戒すべきだ」と指摘。各知事との協議を踏まえ、新型コロナに対応する病床や、軽症者らが療養するホテルなどの確保に万全を期す考えを強調した。

東京都内では24日、新たに260人の感染を確認。4日連続で1日当たりの確認件数が200人を超えた。

報道陣の取材に応じる安倍晋三首相=24日午後、首相官邸報道陣の取材に応じる安倍晋三首相=24日午後、首相官邸

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