共通の問題意識、世界に訴え=新型コロナ例に―長崎平和宣言骨子

社会

長崎市の田上富久市長は30日記者会見し、8月9日の原爆の日に開かれる平和祈念式典で読み上げる「長崎平和宣言」の骨子を発表した。核軍縮に逆行する国際情勢への危機感を表明するとともに、被爆75年の節目に核廃絶の原点を思い出すよう訴える。また、新型コロナウイルスを例に挙げ、核についても共通の問題として当事者意識を持つよう世界に呼び掛ける。

平和宣言では、被爆者で作曲家の木野普見雄さんの手記を引用し、原爆の惨状や被爆者の思いを伝える。長年被爆体験を伝え続けた被爆者への敬意と感謝を表明するため、今回初めて10秒前後の拍手の時間を設ける。

田上市長は「今年の平和祈念式典は例年と比べて参列者を大幅に縮小した形で行うことになる。会場に参列できない方々に思いをはせながら、被爆75年の節目にふさわしく被爆地の強い思いを発信し、核廃絶と恒久平和の実現という被爆地の願いを世界に伝えたい」と話した。

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