自民の森山国対委員長、3日で在職3年=9月に連続最長、処遇注目

政治・外交

自民党の森山裕国対委員長(75)が3日、就任から丸3年を迎えた。このまま務めれば、9月3日に在職日数が1128日となり、小泉政権下の中川秀直氏を抜き、連続では歴代単独1位となる。安倍晋三首相や菅義偉官房長官らの信任も厚く、9月末までに見込まれる内閣改造・党役員人事で、その処遇が注目されている。

「臨時国会に付託する議案が何なのか定かではない」。森山氏は7月31日、野党が求める臨時国会の早期召集に対し、記者団にこう述べて反論。首相官邸サイドの消極姿勢を踏まえたもので、自民党幹部は「森山氏だと安心できる」とその手腕を高く評価する。

森山氏は鹿児島市議7期の「たたき上げ」。1998年の参院選で初当選した。2004年に衆院へ転じ、15年に農林水産相として初入閣。17年8月3日から国対委員長を務めている。

高収入の専門職を労働時間規制から外す「働き方改革」関連法や、外国人材の受け入れを拡大する改正出入国管理法など、重要な与野党対決法案の成立に尽力。同時に、立憲民主党の安住淳国対委員長ら野党幹部とも一定の信頼関係を築き、政権内では「森山氏でないと野党を抑えられない」(政府関係者)との声が上がる。

ただ、森山氏が自民党鹿児島県連会長として臨んだ7月の知事選は、保守分裂の影響で与党推薦の現職が敗北。党内には「森山氏は無傷ではいられない」(閣僚経験者)と、国政での影響力低下を指摘する向きもある。

今秋の人事では、党4役など他の幹部ポストへの横滑りも取り沙汰される。後任には、松本純国対委員長代理(70)や佐藤勉衆院憲法審査会長(68)、高木毅衆院議院運営委員長(64)らの名前が挙がる。

その一方で、森山氏に国対委員長の続投を望む意見も根強い。政府関係者は「森山氏以外に適任者はいない」と強調した。

自民党の森山裕国対委員長=7月28日、国会内自民党の森山裕国対委員長=7月28日、国会内

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