テレワークで文具市場活気=女性中心、新たな趣味も

経済・ビジネス

新型コロナウイルスの感染再拡大で外出自粛など新たな日常が定着しつつある中、女性を中心にテレワークなどで使う文房具が売れ行きを伸ばしている。また、「巣ごもり」に伴い新たに文字を書くことを趣味とする人も出始め、デジタル化の波にのまれて縮小傾向にあった文房具市場で需要の掘り起こしが期待されている。

東急ハンズ各店の文房具売り場には、在宅での作業に便利な商品が並んでいる。特にパソコンや書類などをまとめて整理できるバッグインバッグが人気で、同社の通販サイトではテレワークが広がった3月以降、売り上げが前年比約9割も増加した。広報担当者は「スペースが限られる自宅で、仕事道具をすっきりまとめたい購入者が多いのではないか」とみている。

筆記具メーカーのゼブラ(東京)は、西洋などの書道「カリグラフィー」について紹介する特設サイトを昨年秋に開設した。外出自粛中でも気軽に始められる趣味として注目され、4月以降にアクセス数が急増。同社のペンも売れ行きが伸びたという。

このほか、2017年から開催されている各メーカーが出店する販売イベント「文具女子博」では、デザインや機能性に優れた最新の文房具を求めて入場者数が年々増加し、昨年末のイベントは過去最多となる3万8000人を記録した。今秋以降に東京で予定されるイベントは、新型コロナによる「新常態」で盛り上がる可能性もあり、万全の感染対策をとりながら実施する予定だ。

テレワークに便利な「バッグインバッグ」と収納グッズ=7月16日、東京都渋谷区の東急ハンズテレワークに便利な「バッグインバッグ」と収納グッズ=7月16日、東京都渋谷区の東急ハンズ

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