「発信遅い」「何がしたいの」=帰省自粛要請に都民困惑―新型コロナ

社会

お盆前の連休を控えた6日、新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、東京都の小池百合子知事が都外への帰省自粛などを呼び掛けた。都民らは「発信が遅い」と困惑し、自粛を求めない政府方針との食い違いにも「何がしたいのか分からない」と批判の声も上がった。

多くのサラリーマンが行き交うJR新橋駅前で、「発信が遅い」とあきれ顔を見せるのは、石川県への家族旅行の中止を数日前に決めた大田区の会社員吉岡耕哉さん(38)。「これだけ感染者が出たらやめざるを得ない。(政府などの対応は)後手後手に回っている」と話した。

杉並区の会社員滝田智晃さん(43)は遠出の予定は無かったが「経済を回したいのか、感染を予防したいのか、さっぱり分からない」と困惑の表情を浮かべた。

渋谷駅前で待ち合わせをしていた江戸川区の女子大学生(18)は「今年入学したが、ずっとオンライン授業で友達もできない」と訴え、「感染者数を減らすために規制を強めないと、いつまでも大学に行けない」と自粛への理解を示した。

世田谷区の会社員李周郷さん(28)は「実家は韓国なのでそもそも帰省しにくい」と話しつつ、「小池知事の呼び掛けは妥当だと思う。今年は休みを取らず、働きづめの夏になる予定です」と苦笑した。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 社会一般 社会 日本 東京都 北陸 石川県