バイデン氏、「核なき世界」引き継ぐ=原爆投下75年で声明

政治・外交

【ワシントン時事】11月の米大統領選の民主党候補指名を確実にしているバイデン前副大統領は6日、広島への原爆投下から75年に合わせて声明を発表し、「広島と長崎の恐怖を二度と繰り返さないため、核兵器のない世界にさらに近づけるよう取り組む」と表明した。オバマ前大統領が掲げた「核なき世界」の理想を引き継ぐ考えを打ち出した。

バイデン氏は「オバマ・バイデン政権は、外交努力を主導してイランの核兵器への野心を封じ込め、ロシアとは新戦略兵器削減条約(新START)の交渉を行い、米ロは核兵器の検証可能な削減に至った」と指摘。オバマ前政権の核軍縮政策を自賛した。

一方で、トランプ大統領が行ってきた北朝鮮との非核化交渉に関し「核兵器の増加を止めていない」と主張。イラン核合意の離脱は、イランを核兵器開発の道に戻らせるだけだと批判した。

オバマ氏も声明を出し、2016年5月に米大統領として初めて広島を訪問したことについて「最も光栄なことの一つだった」と振り返った。被爆者に面会したことを忘れないと強調。「破壊の規模と広島復興の奇跡を完全に認識するために、原爆が投下されたその場所に立たなければならない」と訴えた。

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