コロナ下、10月衆院選は困難=自民・下村博文選対委員長インタビュー

政治・外交

自民党の下村博文選対委員長は時事通信のインタビューに応じ、新型コロナウイルスの感染者が急増している中、安倍晋三首相が衆院を解散し、10月の総選挙に持ち込むのは困難との認識を示した。主なやりとりは次の通り。

―首相が衆院を解散し、10月に総選挙が行われるとの見方がある。

コロナ次第だ。今のような感染拡大が続く中で解散するべきではないとの意見もある。収束に向かって国民の不安感が解消に向かわないと解散は難しい。現段階のコロナの状況で解散を考えるときではない。首相が決めることだが、自民党、日本にとって一番いいタイミングを考えているのではないか。

―コロナ対策の特別措置法改正について。

わが国の憲法には緊急事態条項が入っていない。緊急時における対応をスムーズにできるようにするため法改正だけでなく、憲法に緊急事態条項を盛り込むことも議論するべきだ。

―9月には首相による最後の自民党役員人事・内閣改造が予想される。

国民から見てこの内閣なら期待できるという意味での継続性、新たな期待感をどう組み合わせるか。首相のこれからの判断だ。

―次期総裁選への意欲は。

私は首相出身派閥(細田派)の所属だ。首相を支えることが最大の仕事だ。解散時期によっては首相の自民党総裁連続4選もあるかもしれない。私が総裁選について言及すると首相の選択肢を否定することになる。今そういうことを言うべきではない。

―首相は4選に前向きか。

首相は今のところ(来年9月の)任期を延長してでもぜひやりたいとの思いは持っていないと思う。

―ポスト安倍に求められる資質は。

この先の日本に明るい展望があるのか不安に思っている国民が圧倒的に多い。この国を立て直していくために何をすべきか明確に打ち出して実行できることがリーダーとして問われる。

―新たな国家ビジョンを考える議連の会長に就いた。

今後、コロナそのものがなくなることはないだろう。ピンチをチャンスと捉えて新しい国家ビジョンをつくっていかないといけない。8月27日に中間報告、年内をめどに提言書をまとめる。

インタビューに答える自民党の下村博文選対委員長=4日、東京・永田町の同党本部インタビューに答える自民党の下村博文選対委員長=4日、東京・永田町の同党本部

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