安倍首相あいさつ酷似、被爆者が批判=広島・長崎で開催された平和式典をめぐり

政治・外交

6日と9日に被爆地の広島、長崎両市でそれぞれ開催された平和式典をめぐり、安倍晋三首相のあいさつが酷似しているとして、被爆者から批判の声が上がっている。菅義偉官房長官は11日の記者会見で「両式典でどうしても同じような内容になってくる」と釈明した。

首相のあいさつは、いずれも17文で構成。このうち、12文は文言がほぼ完全に一致し、4文は「広島」と「長崎」を言い換えた以外はほぼ同一だった。残りの1文は表現こそ違ったが、原爆からの復興を引き合いに新型コロナウイルス感染症を克服する決意を示したもので、趣旨は一緒だった。

長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会の川野浩一議長(80)は「(長崎でのあいさつは)広島の二番煎じだ。ほとんど変わっていない。長崎を軽視している」と憤った。

これに対し、菅氏は首相のあいさつについて、犠牲者への思いや、核兵器廃絶への決意を表したものだと説明し、理解を求めた。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 政府・内閣 日本