鉄鋼大手3社が4~6月期赤字=JFE、通期純損失1000億円

経済・ビジネス

鉄鋼各社の2020年4~6月期連結決算が12日、出そろった。新型コロナウイルスの感染拡大で、主要顧客の自動車メーカーなどに生産休止が広がり、鋼板や鋼材の需要が大幅に減少。大手3社はいずれも赤字に陥った。JFEホールディングスは21年3月期の純損失が1000億円と、通期で2期連続の巨額赤字を計上する見通しだ。

電話会見した柿木厚司社長は「これまで経験したことのない厳しい事業環境だ」との認識を示した。1000億円のコスト削減を実施するほか、23年度に東日本製鉄所京浜地区(川崎市)の高炉1基を休止するなどの構造改革についても、前倒しを検討する。

一方、下期の自動車向け需要は回復するとみており、一時休止している西日本製鉄所福山地区(広島県福山市)の高炉1基について、月内に再稼働の準備に入る。

日本製鉄も粗鋼の生産量がリーマン・ショック後を下回る水準に低下し、大幅な減収となった。連結純損益の見通しは9月中間期が2000億円の赤字。通期は未定だが、「下期も需要はコロナ前の水準に戻らない」(宮本勝弘副社長)と想定している。

神戸製鋼所は鉄鋼に加え、建設機械などの売上高も減少した。21年3月期の連結業績予想は、通期で初めての営業赤字を見込む。

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