上場企業52社が20年に早期退職実施=アパレル最多8社―商工リサーチ
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東京商工リサーチは14日、2020年に早期退職の募集を開示した上場企業が13日までに、52社に達したと発表した。新型コロナウイルスを要因にあげた企業は15社に上った。業種別では、アパレル・繊維製品が最多だった。
募集人数は、開示している43社の合計で9323人。最多がレオパレス21の1000人で、次いでファミリーマートが800人となった。
業種別では、コロナ禍で深刻な打撃を受けたアパレル・繊維製品が8社で最も多く、電気機器(7社)、輸送用機器(5社)が続いた。小売りや、「いきなり!ステーキ」を運営するペッパーフードサービスなど外食が、それぞれ4社に上った。
商工リサーチは、「比較的、店舗を閉鎖しやすいアパレルや外食は、業績悪化から早期退職募集までの決断が早い。今後、ほかの業種にも広がっていく可能性がある」とみている。
◇希望退職の募集企業
企業名 募集人数
レオパレス21(賃貸アパート) 1,000
ファミリーマート(小売) 800
シチズン時計(精密機器) 750
ノーリツ(金属製品) 600
ミツバ(電気機器) 500
ラオックス(小売) 390
オンワードHD(アパレル) 350
アツギ(繊維製品) 330
レナウン(アパレル) 300
(注)東京商工リサーチ集計。業種は同社の区分による。募集人数を開示している企業の上位。シチズン時計、ラオックスは2回の募集の合計(了)
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