おもちゃも「脱プラ」=削減・再利用で教育効果

経済・ビジネス

レジ袋有料化でプラスチックごみへの関心が高まる中、おもちゃ業界でも「プラごみ」を減らす動きが広がっている。玩具メーカーを中心に、プラスチック素材の使用量削減や、リサイクルの取り組みが拡大。身近なおもちゃを通じ、子どもの環境意識を育む狙いもある。

タカラトミーは、省資源などの社内基準を満たすおもちゃ約200種類を「エコトイ」に認定。このうち、4種類は再生プラスチックを使用している。原料の安定調達など課題はあるが、可能な限り環境に配慮した製品づくりを進める考え。

小学校向けに環境負荷低減について教える出張授業も積極的に行っており、担当者は「身近なおもちゃを通じてエコを意識してほしい」と話す。

輸入玩具販売のボーネルンド(東京)は、植物由来プラスチック製の砂遊び用のスコップやバケツなど環境にやさしいおもちゃを多くそろえる。環境意識の高い欧州では木材や布を使ったおもちゃが豊富だが、プラごみ問題への関心の高まりとともに種類が増加。手に取る来店客も増え、日本の消費者の意識に変化が見られるという。

おもちゃの脱プラは外食にも広がる。回転ずし大手のくら寿司は、店内で遊べるゲーム「ビッくらポン」の景品を入れるカプセルを紙製に切り替え、一部店舗で試験的に導入。現在はいったんプラスチック製に戻しているが、秋以降に店舗を増やして再度導入する予定だ。

日本マクドナルドも2018年から子ども用のセットメニューに付くおもちゃを定期的に回収し、店内で使うトレーに再利用している。

ボーネルンドの東武百貨店池袋店で販売している植物由来素材のおもちゃ=5日、東京都豊島区ボーネルンドの東武百貨店池袋店で販売している植物由来素材のおもちゃ=5日、東京都豊島区

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