座礁船体、二つに分断=当局指示で撤去へ―商船三井

経済・ビジネス

商船三井は16日、インド洋の島国モーリシャス沖で座礁した貨物船から大量の重油が流出した事故で、現地時間の15日に貨物船の船体が二つに割れたと発表した。船体後方の亀裂が進行して分断したが、タグボートに係留しているため、天候が悪化しなければ漂流するリスクは低いという。今後、関係当局の指示の下、船主の長鋪汽船(岡山県笠岡市)が船体の撤去などを進める。

今回の事故は、長鋪汽船が所有し、商船三井が運航を手配した貨物船「WAKASHIO」が座礁。船内の燃料油(約4000トン)のうち、破損した燃料タンクから約1000トンの重油などが流出した。残る約3000トンは、ほぼ全量を回収した。

また亀裂の進行に伴い、燃料油以外の潤滑油が一部船外に流出したが、部分的に回収しており「影響は限定的」という。船内には潤滑油などが約100トンあった。事故原因については、捜査当局の後に長鋪汽船が乗組員を聴取して調べる予定。

商船三井は事故対応のため現地に社員を派遣している。新型コロナウイルス感染の有無を調べるPCR検査を経て、座礁現場での活動を開始する。人員の追加派遣や物資の輸送についても検討する。

16日、インド洋の島国モーリシャス沖で、二つに割れた日本の貨物船(AFP時事)16日、インド洋の島国モーリシャス沖で、二つに割れた日本の貨物船(AFP時事)

16日、インド洋の島国モーリシャス沖で、二つに割れて離れた貨物船(AFP時事)16日、インド洋の島国モーリシャス沖で、二つに割れて離れた貨物船(AFP時事)

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