上場企業、3割超が赤字=4~6月期、コロナ響く―民間調べ

経済・ビジネス

東証1部に上場する3月期企業の2020年4~6月期決算がほぼ出そろった。SMBC日興証券のまとめによると、決算発表を終えた1313社(金融を除く、全体の98.9%)の純損益は、3割超に当たる429社で赤字となった。新型コロナウイルス感染拡大で経済活動にブレーキがかかり、幅広い業種で収益が落ち込んだ。

全体の売上高は前年同期比20.0%減の95.9兆円、純利益は61.1%減の3.1兆円と大幅に縮小した。政府の緊急事態宣言に伴う人の移動制限や輸出の停滞で、航空、鉄道、自動車などの業種で赤字が目立った。

21年3月期の通期業績予想も、売上高が前期比10.1%減、純利益は30.4%減となる見通し。先行きも厳しく推移することが見込まれ、本格的な回復には時間がかかりそうだ。

SMBC日興の伊藤桂一チーフクオンツアナリストは「製造業、非製造業問わず打撃を受けており、回復がイメージしづらい」と指摘。ゲームなど「巣ごもり需要」を取り込んで好業績を出した企業も局所的に見受けられたが、「全体的には極めて厳しい」とみている。

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