オーストラリア政府、キリンの豪飲料事業売却拒否か=中国との関係悪化影響―地元紙

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【シドニー時事】20日付の経済紙オーストラリアン・フィナンシャル・レビューは、フライデンバーグ豪財務相が、キリンホールディングスが豪州飲料事業を中国の乳業大手、中国蒙牛乳業に売却することを認めない方針を決めたと報じた。豪中の外交関係の悪化が影響したとしている。

正式に決定すれば、キリンは新たな売却先を見つけるなどの対応を迫られそうだ。

同紙によれば、外資による投資案件の是非を判断する外国投資審査委員会(FIRB)は承認を勧告。だが、最終的に判断するフライデンバーグ氏が拒否することを決め、蒙牛乳業側に売却を認める計画はないと伝えた。

蒙牛乳業は最近、豪粉ミルク大手ベラミーズ・オーストラリアを15億豪ドルで買収。これを豪政府が容認したことで、与党内の一部から反発の声が上がっていたという。

キリンは昨年11月、収益力が低下していた豪飲料事業を6億豪ドルで売却することで合意していた。(了)

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