日本ペイント子会社化=シンガポールの塗料大手、1.2兆円規模

経済・ビジネス

日本ペイントホールディングスは21日、同社を筆頭株主であるシンガポールの塗料大手ウットラムグループが子会社化すると発表した。ウットラムを引受先とする1.2兆円規模の第三者割当増資を実施。出資比率は39%から6割弱に高まる。ウットラム傘下に入り、成長が見込まれるアジアでの事業拡大を狙う。

日本ペイント株式の上場は維持する方針。日本ペイントは調達した資金で、ウットラムとアジアで展開する複数の合弁会社の株式をほぼ全て取得し、グループの塗料事業を日本ペイントに集約する。

オンラインで記者会見した日本ペイントの田中正明会長兼社長は「(アジアの)合弁会社の株式取得により、当社の純利益は6割増加する」と説明。「グループのパートナーシップを強化し、最大のシナジー(相乗)効果を出していく」と狙いを強調した。

日本ペイントは国内最大手の塗料メーカー。ウットラムは投資事業なども手掛ける。両社は1960年代からアジアでの建築・自動車用塗料で連携し、2014年に関係を強化した。

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