「薬膳ずし」始めます!=東京・秋葉原名物にサーモンも開発

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体に良くてスパイシーな「薬膳ずし」はいかが―。東京・秋葉原(千代田区)の「なでしこ寿司」は、シナモンや松の実など薬膳用の食材を調味料として使った新たなすしを開発。9月からメニュー化する。

なでしこ寿司は、女性職人のみが調理する日本でも珍しい料理店。千津井由貴店長(33)は、新型コロナウイルスの影響で厳しい営業が続く中、「この秋で10周年を迎えることもあり、従来のすしの形を変え健康志向に着目しながら、見た目にも楽しめるすしを」と、新メニュー開発に乗り出した。

「薬膳ずし」は薬膳用の食材をネタや酢飯の上に乗せて提供する。例えば、五香紛と呼ばれる混合調味料をペースト状にし、マグロやブリのにぎりに乗せる。スパイシーな香りで魚臭さを抑える効果もある。

アジやイワシなどの青魚には、松の実と刻んだ大葉をオリーブオイルで混ぜネタの上に。陳皮などを入れた七味は、タコなどさっぱりした味の魚介に使うという。

同店は調味料としてだけでなく、薬膳食材を養殖魚の餌に使い「薬膳魚」を生産する計画も進めている。年内に北海道の養殖業者の協力を得て生産した「薬膳サーモン」をすしネタで使う予定。

さらに、薬膳調味料にみそを加えてサーモンの身を漬け込んだ缶詰も開発中。ともに千代田区観光協会と連携し「秋葉原名物として販路を拡大していきたい」(千津井店長)と意気込んでいる。

「薬膳ずし」をPRする「なでしこ寿司」の千津井由貴店長=東京・秋葉原「薬膳ずし」をPRする「なでしこ寿司」の千津井由貴店長=東京・秋葉原

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