偽証依頼で3人起訴=贈賄被告に買収工作―IR汚職・東京地検

社会

カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件に絡む証人買収事件で、東京地検特捜部は24日、組織犯罪処罰法違反(証人等買収)罪で、いずれも会社役員の淡路明人容疑者(54)ら3人を起訴した。贈賄側に提示された報酬とみられる帯封付きの現金から衆院議員秋元司容疑者(48)=収賄罪で起訴=の指紋が検出され、特捜部は同容疑者が買収工作を主導したとみて捜査を続ける。

関係者によると、秋元容疑者は調べに対し、「何も知らないし、何も関与していない」などと否認しているという。

起訴状などによると、淡路容疑者と佐藤文彦容疑者(50)は6月、IR汚職事件で贈賄工作をしたとされる中国企業「500ドットコム」の顧問だった紺野昌彦被告(48)に対し、公判で秋元容疑者に有利になるような虚偽の証言をすれば現金1000万円を提供するなどと申し出。7月にも報酬2000万円で偽証させようとしたとされる。

宮武和寛容疑者(49)は同時期、ドットコム社の元顧問仲里勝憲被告(48)に偽証を依頼。継続的な利益の供与や500万円の提供を申し出たとされる。特捜部は淡路容疑者らの認否を明らかにしていない。

関係者によると、宮武容疑者の偽証依頼の場にはコンサルタント会社(東京都港区)代表の男が同席。男は秋元容疑者と親しい関係にあったとされ、特捜部は男の逮捕状を取って行方を追っている。

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