元顧問ら贈賄認める=秋元議員が買収工作疑い―IR汚職・東京地裁
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カジノを含む統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で、衆院議員秋元司容疑者(48)=収賄罪で起訴、組織犯罪処罰法違反(証人等買収)容疑で逮捕=に対する贈賄罪に問われた中国企業「500ドットコム」元顧問の紺野昌彦(48)、仲里勝憲(48)両被告の初公判が26日、東京地裁(丹羽敏彦裁判長)であった。2人はいずれも「間違いない」と全面的に起訴内容を認めた。
両被告は被告人質問で、保釈後、秋元容疑者の関係者から偽証を求められた経緯も説明。紺野被告は「現金2000万円を見せられた。『成功報酬でもう1000万円』とも言われたが、全て断って検察にお話しした」と述べ、仲里被告も「500万円を持って来られたり、一生面倒を見ると言われたりしたが、断った」と明かした。
関係者によると、2人は秋元容疑者に現金300万円を手渡したとされる2017年9月28日の議員会館での面会を否定するよう持ち掛けられた。いずれも「菓子折りと一緒に現金を渡した」「『ドットコム社からの陣中見舞い』と言ってテーブルに置いた」などと授受の場面を詳細に証言した。
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