JDI、604億円調達を可決=液晶依存脱却が課題―株主総会

経済・ビジネス

経営再建中の中小型液晶大手ジャパンディスプレイ(JDI)は26日、東京都内で定時株主総会を開き、独立系投資顧問会社いちごアセットマネジメントから最大604億円の追加資金を調達する議案を可決した。当面の資金は確保したが、主力のスマートフォン向け液晶パネル事業が低迷するなど、再建には収益多角化をはじめ課題が山積している。

「モバイル以外の生産比率50%を目指す」。菊岡稔社長はスマホ向け液晶パネル依存からの脱却を急ぐ考えを示した。JDIは3月にいちごアセットから504億円に上る金融支援などを受け、債務超過を解消。今回、追加調達を決議した604億円のうち50億円を運転資金に、残りは借入金返済に充てる。

総会では、2019年秋に発覚した不正会計を踏まえ、経営の執行と監督を分離する「指名委員会等設置会社」への移行や、社外取締役の増員なども可決。しかし、株主からは脆弱(ぜいじゃく)な企業統治を批判する声が相次ぎ、経営陣は陳謝に追われた。

ジャパンディスプレイ(JDI)の株主総会に向かう株主ら=26日午前、東京都内ジャパンディスプレイ(JDI)の株主総会に向かう株主ら=26日午前、東京都内

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