微生物、宇宙空間で3年生存=火星からも飛来可能?―東京薬科大など

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東京薬科大と宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、国際宇宙ステーション(ISS)で微生物を宇宙空間に直接さらす実験をした結果、3年後も生き延びていたことを確認したと発表した。論文は同日、スイスの科学誌に掲載された。

地球生命の起源をめぐっては、宇宙から飛来したとの説がある。宇宙空間で3年生存できれば、火星の生命が生きたまま地球に飛来することも理論的には可能になるという。

東京薬科大の山岸明彦名誉教授らは、放射線に強いことで知られる微生物(菌類)を2015年から3年間、ISSから外の宇宙空間に出してさらした。オゾン層で守られている地球上と異なり、DNAを傷つける紫外線を大量に浴びるが、3年が経過しても生きていた。

山岸さんによると、火星からは小天体の衝突や、雷雲内の電気の力などで、粒子が加速されて飛び出すことがあり、条件が良ければ最短3年で地球に到達することもあり得るという。

山岸さんは「生命が外からやってきた可能性は否定できない。火星探査車に顕微鏡を搭載し、生命探査を行いたい」と話した。

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