池江璃花子選手がレース復帰=白血病乗り越え「楽しんで」―競泳

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白血病のため実戦から離れていた競泳女子の池江璃花子選手(20)=ルネサンス=が29日、東京辰巳国際水泳場で行われた東京都特別大会の女子50メートル自由形に出場し、復帰を果たした。

長い闘病生活を乗り越え、昨年1月以来約1年7カ月ぶりのレース。この種目の日本記録(24秒21)を持つ池江選手は26秒32で泳いで5組1着となった。レース後には涙も見せたが、「1番ですごくうれしかった。本当に楽しんで泳げた」と笑顔で語った。

池江選手は16歳で2016年リオデジャネイロ五輪に出場。18年アジア大会では金メダル6個を獲得して最優秀選手に選ばれた。東京五輪での活躍も期待されたが、昨年2月に白血病が発覚して入院。同12月に退院し、今年3月にはプールでの練習を再開した。「回復して、いろんな人に戻ってきたよと見せられる機会だったので、それを終えられてほっとした」

現在は日大2年生で日本学生選手権(10月、東京辰巳国際水泳場)出場を目指す。同選手権の女子50メートル自由形の参加標準記録(26秒86)突破を狙ったこの日は、スタートでやや出遅れたものの、中盤はスピードに乗り、目標タイムを0秒5以上も上回った。

「第2の自分の水泳人生の始まり」と言った池江選手。24年パリ五輪を最大の目標としており、当面は筋力や体力面の強化に重きを置いて、練習を続けていく。

東京都特別水泳大会の女子50メートル自由形を終え、涙ぐむ池江璃花子選手=29日、東京辰巳国際水泳場(代表撮影)東京都特別水泳大会の女子50メートル自由形を終え、涙ぐむ池江璃花子選手=29日、東京辰巳国際水泳場(代表撮影)

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