4人に1人、家庭の備蓄増=新型コロナでマスク、消毒液など―防災の日

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4人に1人が家庭でマスクやアルコール消毒液などの備蓄を増やしたことが、日本気象協会が1日の「防災の日」を前に行ったアンケート調査で分かった。政府も災害に備えて感染症対策用品を備蓄するよう推奨しており、専門家は「避難所に十分あるか分からないので、自ら準備してほしい」と訴えている。

調査は2018年に続き2回目で、8月13日に20~40代の女性を対象にインターネットで実施し、300人から回答を得た。新型コロナの影響で新たに備蓄したり、備蓄量を増やしたりした物があると回答した人は全体の24.7%で、マスクや消毒液、除菌用ウエットティッシュなどが多かった。

食料や水などは家族全員の3日分必要とされていることについては、51.0%(前回比4.2ポイント増)が「知っている」と回答。必要な量の備蓄を「十分できている」「それなりにできている」と回答した人は計30.3%(同9.5ポイント増)だった。

製薬会社「第一三共ヘルスケア」(東京)も7月、防災意識などに関するネット調査を実施。20~50代の男女795人のうち、53.2%が感染拡大前より災害への不安が「増した」とし、半数以上がマスクやトイレットペーパー、食料品などの備蓄を増やしたと答えた。

政府は6月、首相官邸のホームページで公開している災害時の備蓄チェックリストを更新。「非常用持ち出し袋」に入れる物にマスクなどを追加した。

防災対策に詳しい危機管理教育研究所の国崎信江代表は「備えは危機が迫ってからでは遅い。コロナで防災訓練ができなくても、自宅で水道や電気を使わずキャンプするなどし、何が必要か体感してもらいたい」と提案した。

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