3候補が本格始動=政策訴え、派閥結束―自民総裁選

政治・外交

自民党総裁選(8日告示、14日投開票)の構図が事実上固まり、菅義偉官房長官(71)、岸田文雄政調会長(63)、石破茂元幹事長(63)による三つどもえの争いが3日、本格的に始まった。記者会見やテレビ出演で政権構想をアピール。陣営の結束固めにも取り組んだ。

菅氏は3日午前、首相官邸近くのホテルで陣営の会合に出席。細田、麻生、竹下、二階、石原5派の幹部と無所属議員が集まり、選挙戦の対応を話し合った。午後は民放番組に出演し、改めて安倍路線を継承する決意を語る。

菅氏は官邸での公務も継続し、定例の記者会見に臨んだ。「脱派閥」を訴えてきた自身の立場は「全く変わっていない」と説明、「派閥には両面がある。悪い面が出過ぎたら、そこは注意する必要がある」と述べた。衆院解散については「新しい内閣がなって(から)の話だと思う」と述べるにとどめた。

岸田氏は党本部近くの派閥事務所で会見し、「分断から協調へ」をスローガンに掲げた自身の政権公約「岸田ビジョン」を発表した。憲法改正について「国民の理解を深めつつ、国民とともに目指す」と明記。行政のデジタル化推進に向けた「データ庁」設置も掲げた。岸田氏は、憲法9条に自衛隊を明記する党改憲案について「しっかりと議論を進めていかなければならない」と訴えた。

石破氏は歯科検診を終えた後、昼の石破派会合で今後の戦略を協議。民放番組にも出演する。

首相官邸を出る菅義偉官房長官=3日午前、東京・永田町首相官邸を出る菅義偉官房長官=3日午前、東京・永田町

記者会見で政策を発表する自民党の岸田文雄政調会長=3日午前、東京都千代田区記者会見で政策を発表する自民党の岸田文雄政調会長=3日午前、東京都千代田区

自民党石破派の会合であいさつする石破茂元幹事長=3日、東京・永田町の衆院議員会館自民党石破派の会合であいさつする石破茂元幹事長=3日、東京・永田町の衆院議員会館

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