河野防衛相に数カ月報告せず=イージス断念検証―情報共有の不備再び

政治・外交

防衛省は4日、陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」導入断念の経緯を検証した報告書を公表した。それによると、迎撃ミサイルの大幅改修が必要となる可能性に今年1~3月のある時点で担当者レベルで気付いていたにもかかわらず、6月3日まで河野太郎防衛相に報告されていなかった。内部の連絡・調整不足や決断の遅れをたびたび起こす同省の体質が改めて露呈された。

河野氏は4日の記者会見で「痛切に責任を感じている。悪い情報は早く上に上げろと徹底しておくべきだった」と陳謝。安倍晋三首相から、防衛省の業務の進め方や体制を早急に見直すよう指示されたことを明らかにした。

報告書は、北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返す中、陸上イージスの導入を急ぐため、配備候補地への説明と米側との技術的な協議を並行させる必要があったと説明。結果として「慎重さ、誠実さを欠いた対応となった」と総括した。

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