大型台風10号、4人行方不明=九州西岸沖北上、朝鮮半島へ―太平洋側も厳重警戒

社会

大型の台風10号は6日夜から7日明け方にかけ、非常に強い勢力で九州の西岸沖を北上し、朝には強い勢力で対馬海峡を進んで朝鮮半島南東部に上陸した。長崎県では猛烈な風雨となった。気象庁は暴風と高波のほか、大雨による土砂災害や低地の浸水、河川の増水に厳重に警戒するよう呼び掛けた。

宮崎県によると、同県椎葉村下福良で土砂崩れが発生し、4人が行方不明となり、1人が軽傷。

各県によると、九州7県と山口県で計39人が重軽傷を負った。うち重傷者は鹿児島県の2人。総務省消防庁によると、7日午前7時時点で、約87万世帯の約182万人に避難指示が、約320万世帯の約694万人に避難勧告が出された。

九州電力によると、7日午前11時時点で、九州7県の約34万9000戸で停電が続いた。

長崎市・野母崎では7日午前1時45分に最大瞬間風速59.4メートルを観測。長崎県五島市・福江では午前2時ごろまでの1時間雨量が88.0ミリ、宮崎県美郷町では午前4時半までの48時間雨量が595.0ミリに上った。

関東から東海、近畿、四国の太平洋側には南から暖かく湿った空気が流れ込み、激しい雨が降る所があった。

10号は7日午前11時、朝鮮半島南東部沿岸を時速45キロで北へ進んだ。中心気圧は955ヘクトパスカル、最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートル。東側280キロ以内と西側165キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、東側700キロ以内と西側440キロ以内が風速15メートル以上の強風域。

台風10号の強風で飛ばされ、道路をふさぐ屋根=7日午前、福岡市内台風10号の強風で飛ばされ、道路をふさぐ屋根=7日午前、福岡市内

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 気象 社会 日本 九州 長崎県 長崎市