初号機打ち上げ、21年度に延期=H3ロケット、エンジンに不具合―JAXA
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宇宙航空研究開発機構(JAXA)は11日、開発中の新型ロケット「H3」について、主エンジンに不具合が見つかったとして、今年度中に予定していた初号機の打ち上げを2021年度に延期すると発表した。
JAXAによると、不具合が見つかったのは液体水素と液体酸素を推進剤に用いる新開発の主エンジン「LE―9」。今年5月に鹿児島県・種子島宇宙センターで実施した燃焼試験後の内部点検で、エンジンの燃焼室内壁に最大で幅0.5ミリ、長さ1センチの穴が14カ所見つかった。また、燃焼室に液体水素を送り込むポンプのタービン羽根2枚にひびも見つかった。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業などが開発を進めているH3ロケットの想像図(JAXA提供)
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