日銀、大規模緩和を維持=「景気持ち直しつつある」

政治・外交

日銀は17日、前日に続き金融政策決定会合を開き、長短金利操作を柱とする大規模な金融緩和策の維持を賛成多数で決めた。会合後に発表した声明で、景気判断について「引き続き厳しい状態にあるが、経済活動が徐々に再開する下で持ち直しつつある」と指摘し、改善方向に修正した。

日銀は3月以降、新型コロナウイルス感染拡大の影響に苦しむ企業の資金繰りを支援するため、金融機関への特別な資金供給策や社債・コマーシャルペーパー(CP)の買い入れ枠の拡大を相次いで打ち出した。会合では、一連の措置が効果を発揮しており、追加緩和などは不要と判断した。

声明は、海外経済の好転を受けて「輸出や鉱工業生産が持ち直しに転じている」と指摘。個人消費についても「全体として徐々に持ち直している」との認識を示した。

景気の先行きに関しては「緩和的な金融環境や政府の経済対策の効果に支えられ、改善基調をたどる」との判断を維持。「必要があれば、ちゅうちょなく追加的な金融緩和措置を講じる」との姿勢を改めて表明した。

金融政策決定会合に出席するため、日本銀行本店に到着した黒田東彦総裁=17日午前、東京都中央区金融政策決定会合に出席するため、日本銀行本店に到着した黒田東彦総裁=17日午前、東京都中央区

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