御嶽山噴火6年で追悼式=コロナで縮小、犠牲者の冥福祈る―長野

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死者58人、行方不明者5人を出した御嶽山(長野・岐阜県境、3067メートル)の噴火から6年を迎えた27日、麓の長野県王滝村の松原スポーツ公園で犠牲者の追悼式が開かれた。遺族や地元関係者ら約60人が参列。噴火時刻の午前11時52分にサイレンが鳴り、参列者が黙とうをささげた。

追悼式は同村と同県木曽町が主催。今年は新型コロナウイルス感染防止対策の観点から、遺族らに積極的な参加を求めず、遺族代表のあいさつも中止となった。阿部守一長野県知事が「噴火災害の教訓を忘れることなく、安全対策に万全を期すことを誓う」と述べた後、遺族らが献花台に白菊などを供えた。

岡山県赤磐市の堀口純一さん(74)は、会社の同僚2人と登山していた長男英樹さん=当時(37)=を亡くした。「どこからか(息子が)帰ってくるのではないかという気持ちがある。なぜ当時、(噴火警戒)レベルが上がっていなかったのかと、6年たっても思っている」と、悔しさをにじませた。当時、御嶽山の噴火警戒レベルは「平常」を示す1だった。

今も行方が分からない野村亮太さん=入山時(19)=と当時一緒に登っていた叔父で愛知県刈谷市の野村正則さん(57)は「自分にとって6年はあっという間だったが、亮太を6年も待たせており、非常につらい期間だった。来年は必ず連れて帰りたい」と話した。

御嶽山は2014年9月27日に噴火。登山者らが噴石の飛散などに巻き込まれた。王滝村は今年8月、王滝頂上までの登山道規制を解除。噴火後初めて、山頂の剣ケ峰と合わせ二つの頂上に登ることが可能となったが、王滝頂上と剣ケ峰をつなぐ尾根「八丁ダルミ」の立ち入り規制が続いている。

御嶽山の噴火から6年を迎え、慰霊碑に手を合わせる遺族=27日午前、長野県王滝村御嶽山の噴火から6年を迎え、慰霊碑に手を合わせる遺族=27日午前、長野県王滝村

追悼式で献花する阿部守一長野県知事(右)ら=27日午後、王滝村の松原スポーツ公園(代表撮影)追悼式で献花する阿部守一長野県知事(右)ら=27日午後、王滝村の松原スポーツ公園(代表撮影)

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