縦割り打破「調整問われる」―首相目指し自己研さん―加藤官房長官インタビュー

政治・外交

加藤勝信官房長官は2日のインタビューで、菅内閣が目指す省庁の縦割り行政打破について「政府全体としてどういう形でまとめていくか、内閣官房の調整機能が問われる」と意欲を語った。

―官房長官として、省庁間の利害が絡む案件をどのように調整していくのか。

役所には管轄があるから、ある事象について答えが違うことは当然ある。そうした際に政府全体としてどういう形でまとめていくか、内閣官房の調整機能が問われる重要なポイントだ。国民のために働く内閣であり、国民の目線に立った形で問題の解決を図っていく。

―官房長官は首相への有力ポストだ。

自民党総務会長の時には「常に高みを目指していきたい」と言った。その思いで自己研さんしていくことが必要だ。今回、官房長官という大変大事な職を頂戴した。しっかり、その職責を果たしていくことに全力を傾注していきたい。また、それ自体が自分を磨いていくことにもつながっていくのだろう。

―北朝鮮による拉致問題解決にどのように臨むか。

菅義偉首相は、条件を付けずに金正恩(朝鮮労働党)委員長と直接向かい合う考えを示している。北朝鮮を取り巻く環境はいろいろ動いているが、ここぞというチャンスを逃すことなく、そのタイミングに全力で当たっていける環境を日頃からつくっておくということが大事だ。

―米軍普天間飛行場の辺野古移設について地元理解をどのように得るのか。

普天間飛行場は大変危険な状況にあり、そのままにしておくことはあってはならない。基地負担軽減に向けては、沖縄の皆さんの思いや置かれている状況をしっかりと認識しながら、一つ一つ具体的に取り組んでいきたい。

―答弁では質問に対する論点をずらす「ご飯論法」を指摘されることがある。

あまりはぐらかしてしゃべっているつもりはない。政府のスポークスマンという立場なので、政府の考え方を会見を通して国民に分かってもらえるよう努力していきたい。

インタビューに答える加藤勝信官房長官=2日午後、首相官邸インタビューに答える加藤勝信官房長官=2日午後、首相官邸

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