サンマ漁場のイワシが人気=秋本番で脂乗りも良好

経済・ビジネス

不漁に見舞われているサンマに代わって、北海道や三陸の各産地ではマイワシの水揚げが本格化している。冬に備えて脂の乗った上質な魚も増えており、首都圏の小売店などで人気が高まっている。

例年ならサンマ漁で沸き立つ釧路市や根室市沖の道東漁場ではこの時期、巻き網漁船などによるマイワシ漁が主役となっている。サンマと同様に道東各港のほか、青森や岩手、宮城など三陸各県の港にも幅広く水揚げされている。

9月のこうした三陸各港の道東産マイワシの水揚げ量は、前年をやや上回る約7400トン。同時期のサンマのほぼ7倍強に相当する量だった。10月に入っても好調で、2日は三陸各港で計1200トンを水揚げする大豊漁となった。

今年のイワシは12センチ前後の中型サイズが中心で、例年よりやや小ぶりだが「水温が低い海の魚だけにしっかり脂が乗っている」と東京・豊洲市場(江東区)の卸会社。卸値も豊漁だった昨年並みの安値で推移している。

首都圏のスーパーでは、サンマの不振を補う特売品としてイワシの扱いに力を入れており、店頭では1匹当たり80~120円で販売している。このほか、水揚げ直後に北海道で三枚おろしに調理した「鮮度抜群の冷凍品」(東京都練馬区の中堅スーパー)などの加工品も豊富に流通。魚の下処理が苦手な主婦らからも人気があるという。

サンマ漁場の道東沖で漁獲された脂が乗ったマイワシ=1日、東京都中央区サンマ漁場の道東沖で漁獲された脂が乗ったマイワシ=1日、東京都中央区

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