河井元法相、証言拒否=案里被告公判に出廷―参院選大型買収・東京地裁

社会

昨夏参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)の公判が22日、東京地裁(高橋康明裁判長)であり、夫で元法相の克行被告(57)=衆院議員=の証人尋問が初めて行われた。克行被告は「必要なことは自分自身の裁判で申し上げたい」などと述べ、証言拒否を繰り返した。克行被告の出廷は、自身の弁護団を全員解任して以来約1カ月ぶり。

公判は冒頭、克行被告の供述調書が朗読された後、検察側による証人尋問が行われた。検察官は地元議員らへの現金提供や、関係先で発見された現金提供先のリストとされるデータなどについて質問したが、克行被告は「私自身も刑事被告人の立場。証言を差し控える」と述べ、ほとんどの質問に答えなかった。

ただ、案里被告が共謀したとされる地元議員への現金提供については、「妻がどなたにお金を差し上げたか私は知りません」などと答える場面もあった。

一方、朗読された供述調書では、克行被告は現金提供先とみられる2種類のリストについて、「昨年、私が作ったと思う」と説明。「純然たる陣中見舞いや自分の後援会強化のために構想していたもので、内容は記憶と違い不正確なものだ」と述べていた。

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