再稼働同意差し止め認めず=女川原発、即時抗告棄却―仙台高裁

社会

東北電力女川原発(宮城県石巻市、女川町)2号機をめぐり、石巻市などが作成した避難計画に実効性がないとして、市民団体のメンバーらが県と市に再稼働に同意しないよう求めた仮処分の即時抗告審で、仙台高裁(小林久起裁判長)は23日、団体側の即時抗告を棄却する決定をした。

小林裁判長は決定で「避難計画の実効性が不十分ということから、同意を差し止めるほどの必要性は直ちに認められない」と指摘。「同意が生命、身体の危険を直接生じさせる行為であるとは評価できない」とし、「実効性のない避難計画しか策定しないのは違法で、具体的危険性がある」とする団体側の主張を退けた。

仙台地裁は7月、「避難計画の実効性が欠如しているという事実のみをもって、人格権が侵害される具体的危険性があるとは言えない」として申し立てを却下していた。

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