クマ出没、5年で最多=自治体に連携要請―政府

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全国でクマによる人への被害が相次いでいることを受け、政府は26日、環境、警察、農林水産など関係省庁による課長級の連絡会議を開いた。会議では今年の4~9月のクマ出没件数が1万3670件と過去5年で最も多かったことが報告された。通報を受けて即座に対応できるよう、自治体に対し、あらかじめ地元の警察や猟友会などと連携体制を整備するよう求める方針を決めた。

連絡会議はこれまで担当者レベルで毎年開催してきたが、クマ被害が深刻化しているため、今回は課長級に格上げした。この日は4~9月の人身被害が暫定値で80件(86人)だったことも報告された。

近年、冬眠前の秋を中心に、クマが野山から市街地に侵入し、住民などを襲う被害が頻発。餌となるドングリの不作が主な原因とされ、クマが人に慣れてきたことから、生息地域自体も年々広がりつつある。しかし、住民からの通報があっても、猟友会への連絡に時間がかかるなど、出動に手間取るケースもあり、対応が急務となっていた。

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