日本、韓国候補支持せず=WTO事務局長選、対日批判影響か

政治・外交

世界貿易機関(WTO)の次期事務局長選挙に関し、日本政府はナイジェリアのオコンジョイウェアラ氏を支持する方針を固めた。対抗馬で韓国の兪明希氏が、同国政府の通商交渉本部長として半導体をめぐる争いで対日批判を繰り返してきたことを踏まえた判断とみられる。日本政府関係者が26日、明らかにした。

オコンジョイウェアラ氏はナイジェリアの財務相などを歴任し、世界銀行の専務理事も務めた。「兪氏より格上」(日本政府関係者)とされるが、中国の大規模な経済支援を受けるナイジェリア出身のため、中国の意向に影響を受ける可能性も指摘されている。

加藤勝信官房長官は26日の記者会見で、事務局長選への対応について「外交上の理由から明らかにしない」として明言を避けた。ただ、WTOトップに求められる資質に関しては「主要国間の利害を調整する能力、多角的貿易体制の維持・強化に積極的に貢献する能力」を挙げた。

記者会見する加藤勝信官房長官=26日、首相官邸記者会見する加藤勝信官房長官=26日、首相官邸

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