被団協、条約参加「今からでも」=核兵器禁止、政府に求める

社会

核兵器禁止条約の発効確定を受け、被爆者の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会」(日本被団協)の田中煕巳代表委員(88)らが26日、東京都内で記者会見し、「今からでも遅くはない」と日本政府に条約への参加を求めた。

田中代表委員は「どうやって国連に条約を作らせるかを念頭に運動してきた。大変うれしい」と発効確定を喜び、「日本政府を条約に従わせないといけない。当面はそのために力を尽くしたい」と語った。木戸季市事務局長(80)は確定のニュースに「原爆投下翌日の長崎の光景がよみがえった」という。「(被爆者の思いに)背を向けるのか」と述べ、条約に参加しない方針の政府を批判した。

広島市で被爆した児玉三智子事務局次長(82)は「75年前に私の腕の中で亡くなった、いとこの姉の姿を思い出した」といい、「日本に批准させるための運動をしなくてはいけない」と強調した。

会見では、条約を推進する活動「ヒバクシャ国際署名」の総数が1261万筆に達したことが報告された。年内いっぱい署名集めを続けるという。

記者会見する「日本原水爆被害者団体協議会」の田中煕巳代表委員(左)ら=26日午後、東京都千代田区記者会見する「日本原水爆被害者団体協議会」の田中煕巳代表委員(左)ら=26日午後、東京都千代田区

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