任命拒否「活動に支障」=学術会議幹部、井上担当相に直訴

政治・外交 社会 暮らし

日本学術会議を所管する井上信治科学技術担当相は29日、東京都港区の同会議事務局を訪れ、梶田隆章会長ら幹部と意見交換した。出席した大学教授の担当部長3人は菅義偉首相による任命拒否で「活動に支障を来している」と訴え、是正を求めた。

会員候補6人の任命が拒否された人文社会科学分野の担当部長を務める橋本伸也・関西学院大教授は「定数70人のうち約1割欠けている状況。健全な活動のための条件が損なわれている」と強調。是正されない場合、「政府との信頼関係が損なわれ、役割を果たすことが困難にならないか危惧している」と述べた。

理工学分野担当の吉村忍・東京大副学長は、任命を拒否された松宮孝明・立命館大教授が、自動運転をめぐる法的課題を検討する上で大きな役割を果たしてきたと指摘。「こういう方が任命されないと、活動に大きな影響が出る」と訴えた。

日本学術会議での意見交換会で発言する井上信治科学技術担当相(奥右)。同左は梶田隆章会長=29日午後、東京都港区日本学術会議での意見交換会で発言する井上信治科学技術担当相(奥右)。同左は梶田隆章会長=29日午後、東京都港区

記者会見する日本学術会議の梶田隆章会長=29日午後、東京都港区記者会見する日本学術会議の梶田隆章会長=29日午後、東京都港区

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 文教政策 教育 暮らし 社会 日本