「心のよりどころ」再建願う=火災1年、首里城公園でイベント

社会

那覇市の首里城公園では30日夜、プロジェクションマッピングが催され、琉球王国に着想した映像が城壁などに描き出された。集まった市民らは、正殿などが炎上する1年前の悲劇を振り返りながら、思い思いに映像を眺めた。

催しは国と沖縄県などが共催し、午後6時半から始まった。新型コロナウイルス感染防止のため、見学者数を抽選で絞った。

那覇市首里赤平町の照屋尊司さん(66)は、首里城がないことが耐え難いという。「心にぽっかり穴が開いたよう。早く、早く再建をという気持ちです」と話した。

一方、同市首里久場川町の山里栄作さん(72)は「皆が再建を急ぐけど、まずは原因を調べてほしい。戦災も失火も人間が管理できることだ」と注文を付けた。火災当日と同じような北風の中で首里城公園を散歩しながら、城が崩れ落ちる光景を思い出したという。「70年以上もそばにあって、心のよりどころ。完成まで生きないと」と語った。

首里城の城壁などに映し出された琉球王国をイメージした映像=30日午後、那覇市首里城の城壁などに映し出された琉球王国をイメージした映像=30日午後、那覇市

首里城の城壁などに映し出された琉球王国をイメージした映像=30日午後、那覇市首里城の城壁などに映し出された琉球王国をイメージした映像=30日午後、那覇市

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