学術会議、構成見直し=任命拒否の理由明かさず―菅首相

政治・外交

菅義偉首相は2日の衆院予算委員会で、日本学術会議の会員候補6人の任命拒否について「前例踏襲はやめて、結果として民間人や若い人を増やすことができるようにしたら良いと、私自身が判断した」と述べた。会議が「閉鎖的で既得権のようになっている」と指摘し、組織改革の必要性を改めて強調。一方で、任命拒否の理由は明らかにしなかった。立憲民主党の江田憲司代表代行への答弁。

首相は、官房長官在任中から学術会議の在り方に懸念を持っていたと説明。「多様な会員を選出するべきだと言われながら、現状は出身や大学に大きな偏りがある」と主張した。

江田氏は6人除外の理由をただしたが、首相は「人事に関わることだ」と回答を拒否。「説明することによって、その後の円滑な人事が困難となる恐れがある」と理解を求めた。判断にあたって「悩みに悩んだ」とも語った。

立憲の今井雅人氏は、安全保障関連法などに反対したことが任命拒否の理由ではないかと追及。首相は「政府の何々に反対したから外すことはあり得ない」と否定した。

公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕された河井克行元法相と妻の案里参院議員(いずれも自民離党)について、首相は「現職国会議員が逮捕・起訴されたことは誠に残念」と答弁。立憲の奥野総一郎氏は議員辞職の勧告を求めたが、首相は答えなかった。

2021年1月末までを目安とする観光支援事業「Go To トラベル」を延長するかについて、赤羽一嘉国土交通相は「しっかり前向きに検討したい」と述べた。公明党の岡本三成氏への答弁。

衆院予算委員会で挙手する菅義偉首相=2日午後、国会内衆院予算委員会で挙手する菅義偉首相=2日午後、国会内

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 国会 日本