6人除外「杉田氏から報告」=菅首相、学術会議問題で―衆院予算委

政治・外交

菅義偉首相は4日の衆院予算委員会で、日本学術会議の会員任命で6人を除外したことに関し、決裁前に杉田和博官房副長官から報告を受けていたことを明らかにした。内閣人事局長を兼ねる杉田氏の関与がより浮き彫りになった。立憲民主党の辻元清美副代表への答弁。

首相は、学術会議から8月31日に105人分の推薦名簿が提出された際、内閣府に「懸念」を伝達したと説明。これを踏まえ、内閣府は9月24日に99人分の決裁案を起案、首相は同28日に決裁したという。6人除外の報告については「24日の前に聞いた。杉田副長官だと思う」と述べた。

首相は105人の名簿について「内容の報告は受けた」ものの、「(名簿そのものは)見ていない」との主張を譲らず、除外を決めたのは誰かと問われても「最終決裁者は私だ」と強調した。

辻元氏は、除外された東京大の加藤陽子教授が政府の「国立公文書館の機能・施設の在り方等に関する調査検討会議」の委員を務めていると指摘したが、首相は「承知していない」と答えた。「任命権者として失格だ」と指摘されると、首相は「それは私ではなく、皆さんが考えることだ」と反発した。

衆院予算委員会で答弁する菅義偉首相=4日午後、国会内衆院予算委員会で答弁する菅義偉首相=4日午後、国会内

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