全国初、タクシー自動走行実験=都庁周辺で5G活用―損保ジャパンなど

政治・外交

損害保険ジャパンやKDDI、自動運転ベンチャーのティアフォー(名古屋市)などは5日、東京・西新宿の東京都庁周辺で、次世代通信規格「5G」を活用した自動運転タクシーの実証実験を始めた。運転席が無人の自動運転タクシーの公道走行は全国初の試みで、2022年以降の実用化を目指す。

トヨタ自動車製のタクシー専用車両「JPN TAXI」をベースに、ティアフォーが開発した自動運転ソフトウエアを搭載。実験は8日まで実施され、運転席が無人で遠隔監視する運行と、運転席に乗車して自動走行システムを監視する運行を組み合わせて、安全性や快適性、遅延度などを検証する。

実験には、超高速・大容量の5Gを活用した円滑なデータの送受信により、操作や反応の遅れを抑える目的があり、運行管理システムはKDDIが提供。損保ジャパンはリスク評価などを行う。期間中は抽選で選ばれた一般の人も試乗し、スマートフォンの配車アプリを通じて目的地を入力する仕組みだ。

実験には元ヤフー社長で都の宮坂学副知事が参加。副知事は試乗後、「友人の運転より安心感があった」と語った。ティアフォー創業者の加藤真平最高技術責任者は「実験を通じて、未来の姿を見せたい」と強調した。

次世代通信規格「5G」を活用した自動運転タクシーに試乗する東京都の宮坂学副知事=5日午前、東京都新宿区次世代通信規格「5G」を活用した自動運転タクシーに試乗する東京都の宮坂学副知事=5日午前、東京都新宿区

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