菅首相、バイデン氏に祝意=「日米同盟を強固に」―1月訪米探る、対中姿勢注視

政治・外交

菅義偉首相は8日、米大統領選で民主党のジョー・バイデン前副大統領が勝利を確実にしたことを受け、自身のツイッターで「心よりお祝い申し上げる」と祝意を示した。首相は関係構築に全力を挙げる方針で早期訪米を目指す。来年1月20日の就任式後が軸となりそうだ。

首相は個人事務所が管理するツイッターに日本語と英語で投稿。「日米同盟をさらに強固なものとするために、また、インド太平洋地域と世界の平和、自由、繁栄を確保するために、共に取り組んでいくことを楽しみにしている」と記した。

トランプ大統領は法廷闘争を続ける考えで、当選確定にはなお時間がかかりそうだ。首相としてはバイデン氏に速やかに祝意を届けることで首脳間の信頼関係構築につなげる狙いがある。

首相は来年初めの初訪米を実現させ、日米同盟の戦略的重要性を再確認したい考え。4年前、当時の安倍晋三首相とトランプ次期大統領の初顔合わせは大統領選の9日後に実現し、その後の蜜月につながったが、これは異例の早さだった。

新大統領は就任式まで外交活動をしないのが通例で、新型コロナウイルス感染状況を勘案する必要もあり、政府高官は「年内訪米はない」と語る。首相に外交経験が少ない点を捉え、「ケミストリー(相性)が合うか」(自民党関係者)と心配する向きもある。

当選を確実にしたバイデン前副大統領に祝意を示した菅義偉首相のツイッター=8日(自身のツイッターより)当選を確実にしたバイデン前副大統領に祝意を示した菅義偉首相のツイッター=8日(自身のツイッターより)

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