税の無駄297億円=コロナ影響、件数とも大幅減―19年度決算報告・会計検査院

政治・外交

会計検査院は10日、2019年度の決算検査報告書を菅義偉首相に提出した。税金の無駄遣いや制度の改善を求めた件数は248件で、前年度の335件を大幅に下回った。新型コロナウイルス感染拡大防止のため職員を派遣する実地検査に制約があったためで、1994年度以降、最も少ないという。

指摘金額は297億2193万円で、昨年度の約1002億円から大幅に減少。02年度以降、最少額となった。省庁別の指摘金額では、国土交通省が約101億円と最も多く、外務省の約57億円、厚生労働省の約43億円と続いた。

1件当たりの金額が最も大きかったのは、外務省が16年に日中友好会館へ拠出した約57億円。黄砂対策などとして中国や東南アジアでの植林事業に充てられる予定だったが、4年間一度も事業が実施されていなかった。

森田祐司会計検査院長(左)から2019年度の決算検査報告書を受け取る菅義偉首相=10日午前、首相官邸森田祐司会計検査院長(左)から2019年度の決算検査報告書を受け取る菅義偉首相=10日午前、首相官邸

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