カプコンの内部情報流出か=サイバー犯罪集団が犯行声明―「取引」要求し一部公開

社会

企業の内部情報を盗み金銭を要求するサイバー犯罪集団が11日、ゲーム大手カプコン(大阪市)から盗んだとする情報の一部をインターネット上に公開した。捜査関係者によると、犯罪集団はカプコンに「取引」を要求していたという。同社の相談を受けた大阪府警が情報収集している。

捜査関係者などによると、サイバー犯罪集団は「RAGNAR LOCKER(ラグナ・ロッカー)」を名乗り、カプコンのサーバーから約1テラバイトのデータを盗んだなどとする複数の声明を発表。同社に「取引」を要求したが、同社が期限の11日午前8時までに応じなかったため、このうち67ギガバイトのデータを公開したと主張している。

公開されたデータのダウンロードには特別なソフトが必要だが、パスポートとみられる画像など、一部は閲覧できる状態になっている。カプコンは取材に対し、「セキュリティーの観点から詳細は控えるが、現時点で顧客情報の漏えいは確認されていない」と説明している。

ラグナ・ロッカーは、企業や組織のネットワークに侵入してデータを勝手に暗号化。復旧させるための「身代金」を要求したり、盗んだデータを公開するなどと脅迫して金銭を要求したりする犯罪集団とされ、関連サイトには、標的となった米国の企業名などが掲載されている。

カプコンは4日、第三者から不正アクセスを受け、2日未明からメールシステムなどに障害が発生したと発表していた。

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