原爆死没者の遺骨引き渡し=仁科博士の執務室で保管―広島

社会

理化学研究所は12日、同研究所の仁科芳雄博士(1890~1951年)らの調査団が原爆投下直後に広島入りした際に集めたとみられる原爆死没者の遺骨を広島市に引き渡した。市は平和記念公園内にある原爆供養塔に納骨する。

引き渡したのは、骨片7点や骨粉21点など。遺骨が入っていた封筒のほか、氏名や採取場所、骨の部位が書かれたメモもあり、市は氏名などをホームページ上で公開し、情報提供を呼び掛ける。

仁科博士は大本営が派遣した調査団の一員として広島市に入った。遺骨はその際に持ち帰ったものとみられ、東京都内にある仁科博士の執務室で保管されていた。老朽化で執務室の解体が決まり、昨年1月に室内を整理していたところ遺骨が見つかったという。

仁科芳雄博士の執務室で保管されていた原爆死没者の遺骨について説明する理化学研究所の下山田ちはる広報室長(左)=12日午前、広島市中区仁科芳雄博士の執務室で保管されていた原爆死没者の遺骨について説明する理化学研究所の下山田ちはる広報室長(左)=12日午前、広島市中区

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