「票を買う発想自体ない」=案里被告、本人質問で反論―参院選大型買収・東京地裁

社会

昨夏参院選をめぐる大型買収事件で、公選法違反(買収、事前運動)罪に問われた参院議員、河井案里被告(47)=自民離党、保釈中=の公判が13日、東京地裁(高橋康明裁判長)であり、弁護側による被告人質問が行われた。案里被告は配った現金の趣旨について「当選祝いや陣中見舞い」と従来通りの説明を繰り返し、「私自身には票をお金で買うという発想自体がありません」と買収の意図を否定した。

案里被告は夫の元法相克行被告(57)=衆院議員、公判分離=とともに、一貫して無罪を主張している。法廷で事件について自ら説明するのは、8月25日の初公判以来。

案里被告は、現金を渡したのは同じ会派で世話になった広島県議らだったとし、「大変感謝の気持ちがある。お礼や県政運営を頑張ってほしいという思いだった」と説明。うち2人には県議時代に先輩議員から受け取った陣中見舞いや当選祝いの金額と同じ30万円を渡し、妻が病気療養中だった別の県議には見舞いの気持ちも込めて50万円を渡したと述べた。

広島県議時代は政界引退も考えたが、2018年秋に党本部から参院選出馬の打診があり、克行被告からも後押しされて出馬を決意したという。党県連の選挙支援を受けられなかったことについては「限定的な影響にとどまると考えていた」と述べた。

[Copyright The Jiji Press, Ltd.]

時事通信ニュース 裁判 社会 日本 東京都 中国 広島県